デザイン演習 第3回

一番上に着ているトップス調査


定点観察と移動観察を行い、一番上に来ているトップスの【種類】【素材】について調査する。 調査結果を男性・女性、大人・子ども、に分類してまとめた。

・調査ルート




神奈川大学みなとみらいキャンパスから

東側の通路を通って、歩道橋下の横断歩道を曲がる。
日産グローバル本社ギャラリーまで。





調査時間:移動観察(10分)を含めて約1時間

< 定点観察 >

  • 男性が一番上に来ているトップスを約50分間定点観察した結果。





  • 約50分間の定点観測で、1419人の男性の結果を得ることができた。
    その結果


      1位  138人 シャツ(綿)
      2位  124人 ジャケット(綿)
      3位   48人 半袖(綿)


    という結果となった。

    会社の近くで調査したこともありスーツ姿の男性が多かったため、
    ジャケット(綿)やシャツ(綿)が多かったと考えられる。
    調査を行った日の気温が例日に比べ少し高かったこともあり、半袖(綿)が次いで多かったと考えられる。

  • 女性が一番上に来ているトップスを約50分間定点観察した結果。





  • 約50分間の定点観測で、291人の女性の結果を得ることができた。
    その結果


      1位  49人 シャツ(綿)
      2位  45人 長袖(綿)
      3位   35人 半袖(綿)


    という結果となった。

    女性の調査結果から、他にも結果も得ることができた。
    ・ワンピース多かった。
     (アウターとの組み合わせや、インナーとの組み合わせがしやすい)
    ・カーディガンなど羽織るものを手に持っている人が多かった。
    ・丈が短いボトムスを着用している人は比較的トップスが厚着
     丈が長いボトムスを着用している人は比較的トップスが薄着
     (女性で半袖短パンのような格好の人はいなかった。)



    < 移動観察 >

  • 男性が一番上に来ているトップスを移動中の道のりで約10分間撮影した映像から移動観測した結果。




  • 約10分間の移動観測で、82人の男性の結果を得ることができた。
    その結果


      1位  22人 シャツ(綿)
      2位  15人 ジャケット(綿)
      3位  13人 半袖(綿)


    という結果となった。

    定点観察と同じく、近くの多くの企業、会社が佇んでいる道で調査したこともありスーツ姿の男性が多かったため、
    ジャケット(綿)やシャツ(綿)が多かったと考えられる。
    調査を行った日の気温が例日に比べ少し高かったこともあり、半袖(綿)が次いで多かったと考えられる。

  • 女性が一番上に来ているトップスを移動中の道のりで約10分間撮影した映像から移動観測した結果





  • 約10分間の移動観測で、68人の女性の結果を得ることができた。
    その結果


      1位  12人 半袖(綿)
      2位  10人 長袖(綿)
      3位   9人 ニット/カーディガン(モコモコ)


    という結果となった。

    調査を行った日の気温が例日に比べ少し高かったこともあり、半袖(綿)が次いで多かったと考えられる。
    女性は特に体温調節をするために少し温かくなる長袖や、体温調節しやすいカーディガンなどを来ている人が多かった。
    3位はニットとカーディガンというモコモコの生地の2つが同率だった。
    少しずつ寒い季節に近づいているからだとも考えられる。

  • その他目立った例外

  • ・道が広くランニングに適しているため、ランニング中の人
     (通気性・機能性に優れたメッシュ素材の服)もいた。
    → みなとみらいは道が広いところが多く、ランニングするのに適している環境が多いため、ランニングウォームの人が多く見られたと考えられる。

    ・子ども:薄い長袖か半袖
    → 子どもは体温が高いため、温度調節しやすく少し涼しめな服装が多かったと考えられる。

    ・警備員/作業員などの制服の人
    → 会社や建設中の建物の近くで観測したため。

    ・校外学習で訪れた制服姿の女子高生が28人
    (カーディガンを羽織っている人や持っている人もいた。)
    → みなとみらいは企業が多いため、校外学習などで訪れる学生も多いと考えられる。

      

  • まとめ


  • ・みなとみらいは、ランニングに適していたり会社が多かったり、
     校外学習やライブに訪れる人もいるため、よりさまざまな服装を
     観察することができた。

    ・服の厚さや素材など、男女差だけでなく世代や訪れている目的に
     よって異なるという考察をすることができた。

    ・定点観察はその場で素早く観察しなければならないため、正確な調査が難しかったが、
     移動観察は動画に情報を残しておくことができるため、より正確に時間をかけて調査することができた。